スーツケースの部品チェック(パート1)


●ハンドル


これは重要な部品です。
通常は、ケースと立てた時に使うトップハンドル、ケースを横にした時に
使うサイドハンドルの2本が装備されています。

階段を上り下りする時にハンドルが破損したら大変です。
プラスチック製が多いですが、握りやすく丈夫かどうか確認しましょう。




それと、ハンドルとスーツケース本体を固定している
止め具にも注意。ハンドル自体が丈夫でも止め具が粗悪だと
ハンドルが抜け落ちる危険性があります。

止め具が(画像左下)がグラグラしないか確認しましょう。
(止め金具は色んなタイプがあります)


●キャリーバー


ほとんどのスーツケースがキャリーバー(伸び縮み式)が付いています。
軽量のため、アルミ製が多いです。何段階かで止まるステップ式や
自分の好きな所で止まる無段階式があります。

小柄な方は無段階式の方が走行するのに便利です。


●錠前

現在、TSAロック対応のものが増えています。

TSAロックとは



米国内で施錠したまま荷物を預けることができます。TSAロック以外の錠前で
施錠されていた場合は、錠前を壊して検査されることもありますので
米国(ハワイ、グアムを含む)ではTSAロック付をおすすめします。錠前に
上記のようなロゴの右側のひし形マークが付いているので分かります。

■ロックの種類

1.ダイヤルロック


通常、3連の数字を組み合わせて自分の暗証番号を設定します。
他人に開けられる心配は少ないですが、暗証番号を忘れたら大変です。
忘れないようにメモをして、保管しておきましょう。また、番号を設定する時は
説明書に従って正確に行い、正しく設定されたか確認してください。

ホコリや異物が錠前の中に入ると、ダイヤルが回りにくい、回らないとう
原因になりますので、長期使用しない場合はきれいにして保管しましょう。

2.ジッパーロック



ジッパー式のキャリーの場合、ジッパーの引き手を錠前に引っ掛けます。
スライド式や両端をつまんで開けるタイプがあります。

ジッパーロックで3連のダイヤルロック式もあります。
ジッパーロックには、カギを差し込むキーロックが付いていますが、
これはTSA職員がケースを開ける時のもので、お客様のロック機能
ではありません。

3. キーロック


カギを差し込み回して施錠するタイプ。ダイヤルロックのように
暗証番号の設定がありません。暗証番号があった方が便利
そうにも思えますがそれほど意識する必要はないと思います。
盗難等の場合、暗証番号を解読してケースを開けるよりも、
ケース本体を持ち去ってしまいます。

予備のキーがある場合は、スーツケースに入れずに他の場所に
収納してください。万一、1つのキーを無くしても予備のキーで
開けれます。